あの瞬間・・・東北関東大地震
誰が想像したでしょうか。
TVに映し出される悪夢のような光景が現実のものとして起こるなんて。
たまたま休みで家にいた私はリビングで今回の揺れを体験しました。
横揺れがだんだん大きくなり背の高い食器棚の扉が開いてお皿やグラスが飛び出しました。
ガシャンガシャンという大きな音、犬も驚いて吠えまくります。
戸棚が倒れてきそうで私は犬を抱きしめテーブルの下にもぐりました。
「揺れがおさまるまで待つ?それより外に避難した方がいいのでは?
子供達は?主人は?このまま崩れるの?震度はどのくらいなんだろう?
震源地は?これがとうとう来た関東大地震!?いつまで続くのこの揺れ!!」
身体の震えと共に様々な想いをよぎらせるに充分過ぎるほどの長い時間
大きな揺れは続きました。
「とにかく揺れがおさまるまで動かずにいよう」
パニクっていたのか冷静だったのか良く分からないけど
そう判断したことは今もはっきり覚えています。
やがて静かな時が訪れました。
足元は割れた食器やガラスの破片が散乱。
戸棚の上にあった箱などが落ち、引き出しも飛び出していました。
私の両親は神戸で震災に遭いました。
5日ほど経って実家に辿りついたあの時の目を疑うような悲惨な光景が
胸をよぎりました。
今回、下の娘は天井が崩れて崩壊した横浜のボウリング場「ハマボウル」の隣のビルに居たそうです。
TVでもその場所の様子を伝えていましたが
地面が大きくひび割れ、ビルの外壁の一部が降って来ていました。
ビル内の棚やマネキンがバタバタ倒れ
命の危険を感じて6階から波打つエスカレーターを駆け下り外に避難したとのことです。
多くの人々が建物から飛び出してしゃがみ込んでいたあの中の一人だったそうです。
「もう死ぬと思った!」娘はその時の恐怖を語りました。
上の娘はあの夜、家に帰って来れませんでした。
でも、お陰さまで家族全員怪我もなくライフラインに影響も出ずに
今こうしてPCの前に座ることができています。
当たり前の日常がどんなに有り難いことか身に浸みて感じています。
東北地方の皆様の比には値しませんが関東でもそれぞれの方々が恐怖の体験をされたと思います。
時間が経つにつれその被害の全容が明らかになり
被災地の皆様には何と言葉をかけていいかわかりません。
行方不明の方々がとにかく一刻も早く救出されるよう、無事に家族と再会できるよう
祈るばかりです。
被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。
by sky-yy
| 2011-03-14 22:03
| ひとりごと